秋田県の最北東、鹿角市大湯。滝や渓谷が多くあり、自然に恵まれた豊かな土地です。十和田湖から一番近い温泉地として知られ、街中には旅館やホテル、4軒の共同浴場が点在しています。大湯の人たちにとって、温泉は生活の一部となっており、夕方になると風呂桶片手に温泉に歩いていく人の姿が多く見られます。温泉街の近くには縄文遺跡「大湯環状列石」があり、4000年前の人々が作った、組み石や土器などを間近で見ることができます。2021年には、世界文化遺産に登録されるなど、世界的にも注目を集めている施設です。そのほかにも、2018年にオープンした「道の駅おおゆ」や、りんごの観光果樹園などのレジャースポットもたくさん。ぜひ、大湯の魅力を体感しに来てください。
縄文時代に造られたとされる大型遺跡「大湯環状列石」(別名ストーンサークル)。令和3年「北海道と北東北に点在する縄文遺跡」のひとつとして、世界文化遺産に登録されました。組み石の集合体は、季節や時間を把握するための「日時計」ではないかと言われており、縄文の人々の生活の知恵が垣間見えます。 広大な遺跡群をゆっくりと散歩しながら、縄文時代に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
大湯の縄文文化大湯温泉郷は開湯800年の歴史があり、昔から「いで湯の里」として多くの人々に親しまれてきました。 大湯川に沿って広がる温泉街には、今なお趣ある旅館や商店が軒を連ねています。湯量が豊富で、浴槽温度の平均は40度以上とかなり熱め。また、大湯温泉郷の大きな特徴は地元民に愛される共同浴場があるということ。上の湯、下の湯、川原の湯、荒瀬という4つの共同浴場があり、それぞれが個性豊か。「自宅にお風呂がいらない」という人もいるほど現在も地域住民の生活の一部として、なくてはならない存在になっています。もちろん、観光客の利用も可能。ぜひ大湯の温泉文化を肌で感じてみてください。
大湯がある鹿角市は秋田県の北端に位置し、青森県、岩手県と隣接しています。隣県はもちろん、各地域から大湯へのアクセス情報をご紹介します。
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