創業100年を超える大湯温泉郷でも屈指の老舗温泉宿です。一番の見どころは加温、加水をせず、シャワーも蛇口も全てが源泉掛け流しという贅沢なお風呂。館内には内湯が2つあり、ひとつはゴツゴツとした岩で作り上げた湯船が特徴の「満座(まんざ)の湯」、そしてもうひとつは岩と檜を贅沢にあしらった「花座(はなざ)の湯」。宿泊者の人数によって男女ののれん替えを行なっています。この100%天然温泉は24時間利用可能。温泉好きにはたまりません。
また、館内には地元ゆかりの作家が作った家具やオブジェ、絵画など世界にひとつだけの作品が展示され、独創的でアーティスティックな雰囲気が楽しめます。
答えてくれた人:
花海館女将、若女将
創業は明治38年、現在で4代目になります。鹿角市の不老倉鉱山で創業し、創業者の出身が仙台だったことから「仙臺屋」として開業。旅館の改装を機に、現在の「花海館」に変更されたと言われています。
アート作品を取り入れた内装です。まず玄関に立つと圧倒的な存在感を主張する巨大な天然木の柱がお客様をお迎えします。そのほかにも、地元作家さんに作っていただいた家具、オブジェ、木工芸品などが館内の至る所に展示され、アートな空間を演出しています。
泉質は「弱食塩泉」。自然のまま、加水・加温一切なしで、シャワー・カランから出るお湯も天然温泉です。館内には内湯が2か所あり、ひとつは大岩風呂「万座(まんざ)の湯」、もうひとつは檜岩風呂「華座(はなざ)の湯」。リウマチ、神経痛、痛風などに効果があります。
ここでしか食べることのできないお料理をご提供しています。鹿角が誇るブランド牛「かづの牛」や、炊き立ての新米を一本一本秋田杉のクシに巻いて焼き、 地鶏、山茸、ネギ、ゴボウ、セリ、各種山菜などと 煮込んだ「きりたんぽ鍋」は絶品です! ぜひ一度食べに来てください。
大湯温泉郷は開湯800年の歴史がある由緒正しい温泉地です。江戸時代には盛岡藩の保養地として、鉱山が栄えた明治・大正時代には市民の憩いのスポットとして大いに賑わったそうです。ぜひ800年の長い歴史に思いを馳せながら、温泉に浸かっていただけたらと思います。